免許・法規

準中型免許で乗れる中古トラック

2026.08.14 更新 読了 約8分 編集部
車両総重量の概念図。車両重量+最大積載量+乗車人員=車両総重量(7,500kg未満)の流れを示すイラスト

準中型免許(平成29年3月創設)は、18歳から取得できるトラック系の免許です。準中型免許で運転できるのは、車両総重量3.5トン以上7.5トン未満、最大積載量2トン以上4.5トン未満の車両です。中古トラックを探すときは、車検証の「車両総重量」を必ず確認してください。

準中型免許で運転できる車両条件

道路交通法上の「準中型自動車」は、次の3つの条件すべてを満たす車両を指します。

項目条件
車両総重量3,500kg 以上 7,500kg 未満
最大積載量2,000kg 以上 4,500kg 未満
乗車定員10人以下

車両総重量とは、車両そのものの重さ(車両重量)に、最大乗車人数(定員×55kg)と最大積載量を加えた数値です。中古トラック購入時は、カタログスペックの「最大積載量」だけで判断せず、車検証の「車両総重量」欄を確認してください。

準中型免許と他の免許の違い

平成29年3月12日の法改正で、それまでの普通免許(車両総重量5t未満)と中型免許(同5t以上11t未満)の間に準中型免許が新設されました。現在の免許区分は次のとおりです。

免許車両総重量最大積載量
普通免許(新)3.5t未満2t未満
準中型免許3.5t以上 7.5t未満2t以上 4.5t未満
中型免許7.5t以上 11t未満4.5t以上 6.5t未満
大型免許11t以上6.5t以上

平成29年3月11日以前に普通免許を取得した方は「準中型5t限定」となり、車両総重量5t未満の範囲で運転できます。限定解除の審査を受ければ、準中型免許(7.5t未満)へ範囲が広がります。

準中型免許で乗れる代表的なトラック

物流倉庫前に停車した白い2t平ボディトラック。準中型免許で運転できる代表的な車両

準中型免許で運転できるトラックの中心は、いわゆる2tトラックと、一部の3tトラックです。中古市場でも流通量が多く、選択肢は豊富です。

2tトラック

2tトラックの車両総重量はおおよそ4t〜7tの範囲に収まり、準中型免許のメインターゲットです。主な車種は以下のとおりです。

  • いすゞ エルフ:2t積・3t積ともにラインナップが豊富で、中古市場で最も流通量が多い車種のひとつです。
  • 日野 デュトロ:エルフと並ぶ定番車種。ハイブリッド車も選択でき、燃費重視の事業者に適しています。
  • 三菱ふそう キャンター:耐久性に定評があり、建設業や資材運搬向けとしても多く流通しています。
  • UDトラックス カゼット:コンパクトな車格で小回りが利き、都市部の配送に向いています。

同じ2tトラックでも、架装(ボディ)やオプションによって車両総重量は変わります。次のような仕様は重量が増えるため、車検証を必ず確認してください。

  • ロングボディ・ワイドキャブ:標準より200〜500kg重くなることがある
  • 冷凍機・保冷機の架装:冷凍ユニット分の重量が上乗せされる
  • クレーン(ユニック)装着車:クレーン本体とアウトリガーの重量が加わる
  • ダブルキャブ(後部座席付き):乗車定員増に伴い車両総重量が増加する

3tトラック

3tトラックも一部は準中型免許の範囲に含まれますが、車両総重量が7.5t未満に収まる車両に限られます。3t積みのロングボディや冷凍車は7.5tを超えることがあるため、注意が必要です。

準中型免許で運転できない4tトラック

4tトラックは車両総重量が8t前後になるものが多く、準中型免許の上限(7.5t未満)を超えます。4tトラックを運転するには中型免許(8t限定を含む)以上が必要です。

ボディタイプ別の選び方

中古トラック市場では、以下のボディタイプが準中型免許の範囲で選択できます。用途に合わせて検討してください。

準中型トラックのボディタイプ比較。左から平ボディ、バン、ウイング、冷凍車、クレーン車のシルエット

  • 平ボディ:最もシンプルで汎用性が高く、中古価格も比較的手頃です。あらゆる荷物に対応できるため、汎用車として人気があります。
  • バン(アルミバン):雨風を防ぎ荷物を保護できるため、宅配や配送業で重宝されます。
  • ウイング:側面が大きく開き、フォークリフトでの積み下ろしが容易です。物流拠点間の定期輸送に適しています。
  • 冷凍車・保冷車:食品配送に不可欠です。冷凍機の重量分を考慮し、車両総重量を必ず確認してください。
  • クレーン車(ユニック車):荷役作業を自力で完結できるため、建設資材や重量物の運搬に適しています。クレーン能力と車両総重量のバランスに注意が必要です。

準中型トラック購入時の注意点

車検証で車両総重量を必ず確認

同じ「2tトラック」でも、車両総重量は車種・年式・架装によって異なります。購入前に車検証の「車両総重量」欄を確認し、7,500kg未満であることを必ず確かめてください。

積載量の実運用

準中型免許の最大積載量は4,500kg未満ですが、実際の運用では車両総重量の上限(7.5t未満)との兼ね合いが重要です。たとえば車両重量が3.5tあるトラックなら、最大積載量は4t弱が目安です。積載時は車両総重量が7.5tを超えないよう、積み込み後の重量管理を徹底してください。

乗車人数の制限

準中型免許の乗車定員上限は10人以下です。多くの2t・3tトラックは3人乗り(シングルキャブ)または6〜7人乗り(ダブルキャブ)で問題ありませんが、作業員輸送用に改造された車両では定員超過に注意してください。

架装・改造車の重量に注意

クレーン、ダンプ、冷凍機などの架装は車両総重量を大きく押し上げます。特に冷凍車は、見た目には2tトラックでも車両総重量が7.5tを超えるケースがあるため、車検証の確認が欠かせません。

トラックバンクで準中型対応の中古トラックを探す

トラックバンク(TRUCK-BANK.net)では、全国の中古トラック販売店の在庫をまとめて検索できます。準中型免許で乗れるトラックを探す際は、次の手順が便利です。

  • クラス検索で「中型」または「小型」を選択:準中型免許の範囲に近い在庫を絞り込めます。
  • ボディタイプから絞り込む:平ボディ、バン、ウイング、冷凍車など、用途に合わせて選択できます。
  • メーカー・地域でさらに絞り込む:希望メーカーや近隣の販売店に限定して探せます。
  • お気に入り登録と比較:気になる車両をお気に入りに保存し、スペックや価格を比較できます。
  • 在庫確認・見積もり依頼:販売店へ直接在庫確認や見積もりを依頼できます。

車両総重量は検索結果のスペック欄に表示されない場合もあるため、気になる車両が見つかったら販売店に車検証の情報を確認することをおすすめします。

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