免許・法規

大型免許で乗れる中古トラック

2026.06.21 更新 読了 約7分 編集部
大型免許を頂点とした免許区分の階層図。大型免許(車両総重量11t以上/最大積載量6.5t以上)は、中型・準中型・普通のすべての下位免許区分を包含する上位免許であることを示す

大型免許を取得している、または取得を検討している方にとって、「実際にどんなトラックを運転できるのか」「中古トラック市場でどの車種が該当するのか」は実務的な関心事です。この記事では、大型免許で運転できるトラックの車両条件から、代表的な車格・ボディタイプ、中古トラックを選ぶ際の注意点までを整理します。

大型免許で運転できるトラックの条件

大型免許(大型自動車第一種運転免許)で運転できるのは、以下のいずれかの条件に該当する車両です。

  • 車両総重量 11t(11,000kg)以上
  • 最大積載量 6.5t(6,500kg)以上
  • 乗車定員 30人以上

トラックの場合、主に「車両総重量」と「最大積載量」が基準になります。大型免許があれば、これらに該当する大型トラックはもちろん、中型・準中型・普通の各クラスに属するトラックもすべて運転できます。これは大型免許が道路交通法上の「上位免許」として、下位の免許区分を包含しているためです。

中型・準中型・普通トラックも運転可能

免許区分車両総重量最大積載量運転できる主なトラックの目安
大型免許11t 以上6.5t 以上10t車・15t車クラスの大型トラックほか、中型・準中型・普通の全トラック
中型免許7.5t 以上 11t 未満4.5t 以上 6.5t 未満4t車クラス(中型トラック)
準中型免許3.5t 以上 7.5t 未満2.0t 以上 4.5t 未満2t〜3t車クラス
普通免許3.5t 未満2.0t 未満1t〜2t車クラス(小型トラック)

大型免許を取得していれば、この表のすべてのクラスをカバーできるため、仕事で扱うトラックの種類を選びません。

大型免許で乗れるトラックの代表車種

トラックバンクで扱う中古トラックの分類に沿って、大型免許で運転できる代表的なボディタイプと、それぞれの用途を紹介します。

大型免許で運転できる8つの代表的なトラックボディタイプ一覧。左からウイング、バン、冷凍車・保冷車、平ボディ、ダンプ、ミキサー車、クレーン車、キャリアカー

ウイング

側面と後面が観音開きになるアルミバンで、フォークリフトでの荷役に適しています。長距離輸送や工場間配送で多く使われる、大型トラックの定番ボディです。

バン

固定された箱型荷台で、天候の影響を受けにくいのが特長です。引っ越しや宅配、精密機器の輸送に使われます。

冷凍車・保冷車

冷凍機または保冷装置を搭載し、食品・医薬品など温度管理が必要な荷物を運びます。大型免許があれば、長距離の冷凍輸送にも対応できます。

平ボディ

荷台が平坦で三方に開く構造で、クレーンでの荷積み・荷下ろしに向きます。建築資材や長尺物の運搬に多く使われます。

ダンプ

荷台を油圧で傾けて積荷を一気に下ろす構造で、土砂・砕石・建設廃材などの運搬に使われます。建設・土木現場で不可欠な車種です。

ミキサー車

生コンクリートを撹拌しながら運ぶ専用車両です。回転するドラムを搭載し、現場でコンクリートを打設します。大型免許で運転できます。

クレーン車

車体にクレーン装置を搭載し、荷物の積み下ろしを自車だけで完結できます。ユニック車とも呼ばれます。ただし、クレーン操作には別途「小型移動式クレーン運転技能講習」の修了が必要です。

キャリアカー

自動車を輸送するための専用トラックで、新車・中古車の輸送に使われます。積載する車両の固定方法など、車種ごとに慣れが必要です。

大型免許だけでは運転できないケース

大型免許を取得していても、車両の構造や積荷によっては別の資格が必要になる場合があります。

  • トレーラー(けん引):トラクタでトレーラーをけん引するには、大型免許に加えてけん引免許が必要です。ただし、けん引する車両の総重量が750kg以下の場合はけん引免許は不要です。
  • タンクローリー:大型免許で車両自体は運転できますが、危険物(ガソリン・軽油・灯油など)を積む場合は危険物取扱者免状が必要です。
  • クレーン操作:先述のとおり、クレーン装置の操作には技能講習の修了が別途必要です。
  • 高所作業車:作業床が10m以上の高所作業車の運転には、高所作業車運転技能講習の修了が必要です。

中古トラックを選ぶときの注意点

車両総重量と最大積載量を正しく理解する

中古トラックを選ぶ際に最も間違いやすいのが、「○tトラック」という呼称と実際の免許区分の関係です。一般に「4tトラック」と呼ばれる車両は最大積載量が約4tであることを指しますが、免許区分は車両総重量で判断されます。車両総重量には、車両本体の重さに加えて、乗車定員の体重と最大積載量が含まれます。

たとえば、車両本体が約4t、最大積載量が4tの「4tトラック」の場合、車両総重量は約8tになります。この場合、免許区分は中型免許(7.5t以上11t未満)の対象ですが、大型免許があれば問題なく運転できます。

過積載に注意

大型免許で運転できる車両であっても、最大積載量を超える積載(過積載)は道路交通法違反です。中古トラックの購入時は、車検証に記載された最大積載量を必ず確認し、想定する荷物の重さに合った車両を選びましょう。

乗車人数の確認

大型トラックでも、乗車定員は車種によって異なります。キャブの構造上、原則として運転手を含め2名乗車が一般的です。作業員の同乗が必要な業務では、ダブルキャブ仕様の車両を選ぶなどの検討が必要です。

大型免許で乗れる中古トラックを探す

トラックバンクでは、ボディタイプ・メーカー・クラス(大型/中型/小型/軽)から中古トラックを検索できます。大型免許をお持ちの方は、クラスで「大型」を選択することで、運転可能な車両だけを絞り込むことが可能です。

  • ボディタイプ別:ウイング/バン/冷凍車・保冷車/平ボディ/ダンプ/ミキサー車/クレーン車/キャリアカー など
  • メーカー別:日野/いすゞ/三菱ふそう/UDトラックス など
  • 販売店検索:地域別の在庫も確認できます

マイページでは、気になる車両をお気に入りに登録し、複数車両の比較や一括での在庫確認・見積もり依頼も可能です。

中古トラックの在庫は日々入れ替わります。目的の車種・条件に合う車両を見つけるには、定期的な検索と新着お知らせメールの活用をおすすめします。

参照元: 道路交通法第八十五条(大型免許の区分)、トラックバンク ご利用ガイド(https://www.truck-bank.net)

相場を確かめながら、一台を探す

トラックバンクならボディタイプ・メーカー・地域別で、いまの在庫と価格をまとめて検索できます。

中古トラックを検索する