UDトラックスは9月3日、大型トラック「クオン」ほかについて国土交通省にリコールを届け出ました。いすゞ自動車も同日、同じリコール届出番号5868で「ギガ」のリコールを公表しています。両社の大型トラックに共通する内容の不具合です。
不具合の内容は、タイヤの部品の切り替え管理が不適切だったため、製造時に協定規則で定める基準適合性を示す刻印がないタイヤが装着され、道路運送車両の保安基準に適合しないというものです。改善措置は、全車両のタイヤを点検し、異品が装着されている場合は正規品と交換します。いすゞが公表した「ギガ」の対象車両は81台で、製作期間は令和7年5月から令和8年3月までと、新しい車両に限られます。UDトラックス側も「クオン」について同様の届出を行っており、修理の受け付けは準備が整い次第、開始されます。
今回は、走行中に急な危険が生じるおそれがあるという内容ではなく、保安基準への適合性が問われるリコールです。とはいえ、事業用トラックは定期点検や車検の対象で、保安基準に適合しない状態は放置できません。対象は特定メーカーの新しい大型トラックに限られるため、該当しない車両がほとんどですが、該当する個体を保有する事業者は、無料の点検・交換を受けることができます。対象車両は中古市場に流通し始める時期のもので、購入時の確認も欠かせません。
クオンやギガを保有する事業者は、自動車検査証の車台番号を、UDトラックスといすゞ自動車のホームページにある検索画面に入力し、対象かどうかを確認してください。対象と分かったら、案内が届き次第、早めに入庫して点検・交換を受けることをおすすめします。中古車を探す際は、リコールがすでに実施済みかを販売店に確認すると安心です。