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中古トラックにかかる税金一覧

2026.06.20 更新 読了 約12分 編集部
中古トラックにかかる税金の発生タイミングを示すフロー図。左から右へ「購入時:消費税(課税主体:国)」「毎年4月:自動車税・種別割(課税主体:都道府県)」「車検時・2年ごと:自動車重量税(課税主体:国)」の3ステップを矢印でつないだタイムライン。

中古トラックの購入を検討するとき、気になるのが「維持費」です。なかでも税金は、毎年または車検ごとに必ず発生する固定費であり、事前に把握しておくことが資金計画の第一歩です。

この記事では、中古トラックを購入・所有するときにかかる税金を、自動車税(種別割)・自動車重量税・消費税の3つに整理し、それぞれの金額目安と計算方法を一覧でまとめます。なお、2026年3月31日をもって環境性能割(旧・自動車取得税)は廃止されました。この点についても触れます。

中古トラックにかかる税金の全体像

中古トラックにかかる税金は、タイミングによって次の3つに分けられます。

タイミング税金の種類課税主体
購入時消費税
毎年(4月)自動車税(種別割)都道府県
車検時(2年ごと)自動車重量税

以下、それぞれの税金について詳しく見ていきます。

①自動車税(種別割)— 毎年4月に課税される税金

自動車税(種別割)は、毎年4月1日時点のトラックの所有者(または使用者)に対して、都道府県が課税する地方税です。4月1日時点で所有していれば、その年度1年分を納める義務が生じます。

税額の決まり方

普通乗用車が排気量で税額が決まるのに対し、トラック(貨物車)は最大積載量と**用途(自家用か営業用か)**で税額が決まります。営業用(緑ナンバー)は自家用(白ナンバー)よりも税率が低く抑えられています。

税額表(乗車定員3人以下のトラック)

最大積載量営業用(年額)自家用(年額)
1トン以下6,500円8,000円
1トン超〜2トン以下9,000円11,500円
2トン超〜3トン以下12,000円16,000円
3トン超〜4トン以下15,000円20,500円
4トン超〜5トン以下18,500円25,500円
5トン超〜6トン以下22,000円30,000円
6トン超〜7トン以下25,500円35,000円
7トン超〜8トン以下29,500円40,500円

※8トン超は、7〜8トンの税額に1トンごとに加算(営業用:4,700円、自家用:6,300円)。 ※乗車定員4人以上のトラックは、上記に総排気量に応じた加算があります。

グリーン化税制(重課)— 古い年式のトラックは要注意

新車登録から一定年数を経過したトラックは、翌年度から自動車税が 約10%重課されます。

  • ディーゼル車:初回新規登録から 11年経過後、翌年度から重課
  • ガソリン車・LPG車:初回新規登録から 13年経過後、翌年度から重課

たとえば、自家用4トントラック(標準20,500円)が11年超のディーゼル車の場合、約22,500円に増額されます。中古トラックを選ぶ際は、年式による重課の有無もチェックしておきましょう。

支払い時期と方法

毎年5月頃に都道府県から納税通知書が届きます。納付期限は5月末日が一般的です。金融機関の窓口、コンビニエンスストア、スマートフォンアプリ(PayPay、LINE Payなど)、クレジットカードで納付できます。

②自動車重量税 — 車検時に支払う税金

自動車重量税は、車検(継続検査)のたびに支払う国税です。車検証の有効期間に合わせて、通常は2年分(新車時は3年分)をまとめて納付します。

税額の決まり方

重量税は車両総重量用途(自家用/営業用)、そして経過年数によって税額が変わります。さらに、新車購入時に限りエコカー減税の対象となる場合があります。

税額表(継続検査時・2年分・車両総重量8トン以下)

車両総重量自家用(2年分)営業用(2年分)
1トン以下8,200円5,400円
1トン超〜2トン以下16,400円10,800円
2トン超〜3トン以下24,600円16,200円
3トン超〜4トン以下32,800円21,600円
4トン超〜5トン以下41,000円27,000円
5トン超〜6トン以下49,200円32,400円
6トン超〜7トン以下57,400円37,800円
7トン超〜8トン以下65,600円43,200円

※上記は標準税率(13年未満の車両)。新車新規登録時は3年分を支払います。

経年車の重課 — 13年超・18年超で段階的に増額

自動車重量税も、経過年数に応じて重課されます。中古トラックを選ぶ際は、この重課が維持費に大きく影響します。

経過年数自家用トラックの増額目安
13年未満標準税率(上表のとおり)
13年超約40%重課(例:3〜4トン車 32,800円→約45,900円)
18年超13年超からさらに重課(例:同車両 約50,400円)

営業用トラックも同様の割合で重課されます。13年を超える中古トラックは、車検ごとの重量税負担が1.4倍以上になることを前提に試算してください。

エコカー減税について

エコカー減税は、燃費性能と排出ガス性能に優れた新車を登録する際に、自動車重量税が免税または軽減される制度です。2026年4月30日まで延長されていますが、新車新規登録時に限り適用されるため、中古トラックの購入時には適用されません。

③消費税 — 購入時にかかる税金

中古トラック購入時の消費税は、誰から買うかで扱いが変わります。

購入元消費税補足
販売店(事業者)から購入10%(課税)車両本体価格に上乗せ
個人から購入(個人間売買)かからない(非課税)事業者でない個人からの購入は消費税の対象外

販売店から購入する場合、たとえば車両本体価格300万円のトラックであれば、消費税30万円が加算され、支払総額は330万円になります。資金計画を立てる際は、消費税分も忘れずに計上しましょう。

④環境性能割は廃止されました(参考)

環境性能割(旧・自動車取得税)は、中古トラックを含む自動車の購入時に課税されていた都道府県税ですが、2026年3月31日をもって廃止されました。2026年4月1日以降にナンバー登録を行う車両には、環境性能割は課税されません。

中古トラックをこれから購入する方は、この税金を気にする必要はなくなりました。参考までに、廃止前は取得価額に対して0〜2%(営業用)または0〜2%(自家用)の税率が適用され、取得価額50万円以下の場合は非課税でした。

中古トラックの税金シミュレーション

実際の車両を想定して、年間の税金負担を試算してみましょう。

ケース1:4トン・自家用・5年落ちのディーゼル車

  • 自動車税(種別割):25,500円/年(標準税率、重課なし)
  • 自動車重量税:32,800円/2年 → 年換算 16,400円
  • 年間税負担:約41,900円

ケース2:2トン・営業用・12年落ちのディーゼル車

  • 自動車税(種別割):12,000円 → 重課(約10%増)で約13,200円/年
  • 自動車重量税:16,200円/2年 → 13年超で約40%重課、約22,700円/2年 → 年換算 約11,350円
  • 年間税負担:約24,550円

2つのケースの年間税負担を比較する積み上げ棒グラフ。ケース1(4トン自家用・5年落ち)は自動車税25,500円+重量税年換算16,400円=約41,900円。ケース2(2トン営業用・12年落ち)は自動車税重課込み約13,200円+重量税重課込み約11,350円=約24,550円。ケース2では重課マーク付き。

このように、同じ積載量でも年式が11年を超えるかどうかで自動車税・重量税の両方に重課が発生し、年間の税負担に差が出ます。中古トラック選びでは、年式と積載量のバランスを考慮することがポイントです。

年度途中の購入・売却・廃車時の注意点

自動車税(種別割)の月割還付

自動車税は4月1日時点の所有者に1年分が課税されますが、年度途中に廃車(抹消登録)した場合、未経過月数分が還付されます。

  • 計算式:年税額 ÷ 12 × 抹消登録の翌月から3月までの月数(100円未満切捨て)
  • 例:自家用4トン車(25,500円)を8月に廃車 → 9月〜3月の7ヶ月分 → 14,800円が還付

注意点として、名義変更(売却)だけでは還付されません。還付を受けるには抹消登録(一時抹消または永久抹消)が必要です。また、3月に廃車した場合は残存月数がゼロのため還付はありません。

軽トラック(軽自動車)は還付なし

軽トラックは軽自動車税(種別割)の対象で、自動車税とは制度が異なり、月割還付の制度はありません。年度途中で廃車しても、納付済みの税金は戻りません。

まとめ:中古トラックの税金を把握して維持費を試算しよう

中古トラックを購入する前に、かかる税金を整理しておくと、実際の維持費イメージが湧きやすくなります。ポイントは次の3点です。

  • 自動車税(種別割):積載量と用途(自家用/営業用)で決まり、11年超のディーゼル車は重課。毎年5月末までに納付。
  • 自動車重量税:車両総重量と経過年数で決まり、13年超・18年超で段階的に重課。車検時に2年分を納付。
  • 消費税:販売店からの購入時は10%課税。個人間売買では非課税。
  • 環境性能割:2026年3月末で廃止。これから購入する場合は負担なし。

中古トラックの在庫を探す際は、積載量や年式による税金の違いを踏まえたうえで、車両を比較検討することをおすすめします。トラックバンクでは、ボディタイプ・メーカー・クラス(大型/中型/小型/軽)・地域別販売店などで中古トラック在庫を検索できます。気になる車両を見つけたら、お気に入りに保存して比較・見積もり依頼が可能です。

参照元

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